2016年4月6日水曜日

藤原一弘先生の講義


4月2日、洗足学園音楽大学講師、藤原一弘先生をお招きして、シューベルトの「冬の旅」について約1時間半の講義をいただきました。

藤原先生、貴重なお話をありがとうございました。

内容は下記Nさんの感想文を参照ください。

『シューベルトってすごいんですね。
私たちが演奏会で唄う「冬の旅」では、19世紀当時の音楽的な技巧をいかんなく発揮しているんですね。
例えば、
減七和音で不安感をだす(おやすみ)とか、
つながらない和音の連続で夢と現実とのギャップをだす(春の夢)とか、
和音の第三音の出現を引き伸ばし空虚な感じをだす(辻音楽師)とか、
等々をわかりやすくお話をしていただきました。

本当は、こういった音楽的技巧をわかった上で、歌詞を理解してのぞめば、さらに良い演奏会になるのでしょうね。

でも、私のような初心者は、わからないことが多いようで、
講師の先生がおっしゃっていた、”違和感”や”不思議な感じ”を楽しめればいいかなと思いました。

そっと<sacht>と言いながら乱れた感じ(おやすみ)、
<za>の裏打ちでの木々のざわめき(菩提樹)、
流れる涙のような下降音程(あふれ流れる水)、
音程が外れるほどのノリノリな感じ(春の夢)、そして
鶏の鳴き声<cock>で破られる夢(春の夢)、
難しいドイツ語の発音を忘れて、「冬の旅」がとても面白く感じられました。


今後は、コーラスを通じて、音楽の面白さを楽しんでいきたいです。今日は貴重な話をありがとうございました。』

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